同窓会長あいさつ

同窓会長
橋口 良一

 皆様におかれましては、益々御清栄のこととお喜び申し上げます。令和元年10月26日に挙行された創立110周年記念式典の際は、多大な御支援を賜り誠にありがとうございました。
 我らが母校薩南工業高等学校は、明治42年10月20日に設立され、明治・大正・昭和・平成・令和と五つの時代を経て来ました。その間の同窓会員は18,141名を数え、日本各地、そして海外でも活躍しております。本校創立に際して宮原直二翁が詠んだ「ひと筋に学び励みて墨縄の正しき道を踏みなたがへそ」の精神は、色あせることなく、有為な人材を輩出し続けていることになります。また同窓会としても、資格取得において優秀な結果を残した在校生に奨励金を送るなど、活性化を支援しております。
 今日の日本を取り巻く環境は、少子高齢社会となり、地方の過疎化がどんどん進むなど、大きく変化しております。またインターネットや人工知能の発達などが、これからの社会をどう変えていくのか、予想するのも難しくなっています。さらに、コロナ禍の中、今までの生活は基より、同窓会活動もままならない状況です。そうした時代にあって、母校が存続し、発展していくため、会員の皆様の温かい御協力をお願い申し上げますとともに、皆様の御健勝と御多幸をお祈り申し上げ、御挨拶といたします。

 最後になりましたが、今回のホームページ開設は、毎年約1,000部発行しております同窓会報誌「会報さつなん」を手にしていただくのは、同窓会各支部に所属している同窓会員のみであり、支部に所属していない会員の方々に母校の活動や、各総会等の情報などをお知らせすることができないという状況を改善しようとしたためです。ホームページをご覧頂き、母校を軸に多くの方に繋がっていただけたら幸いです。微力ではございますが、母校の発展及び,会員相互の連帯のために運営して参りますので、今後とも御指導、御鞭撻のほどよろしくお願いいたします。